タグ:ソックヤーン

ターキッシュキャストオンのルームソックスつま先006


こんにちは!m-chanハンドメイドです。
今回は棒針で編むルームソックスの作り方です。
つま先から編むので好きなサイズにできます。


今回はソックヤーンという靴下用の糸を3本取りで使用しています。
ソックヤーンは50gや100gで玉になって売っているものが多いですが
今回のルームシューズは3本取りということで
90~100gくらいのソックヤーンか細目の中細糸90~100gくらいをご用意ください。
★ソックヤーンも太目のものもありますのでご注意ください。



今回のルームシューズのサイズ
23~24.5くらい
靴下の上から履くことを想定しています。
素足に履きたい場合は増し目を加減してください。
4目ずつの増減が可能です。
ターキッシュキャストオンのルームソックスタイトル002



材料と道具
毛糸:中細程度のソックヤーン90~100g
棒針:8号輪針(マジックループで編むため柔らかいコードで、長さは60cm以上推奨です)
   画像はクロバーの「匠 輪針-S」という針でコードは80cmです。
かぎ針:3号(かぎ針編み部分は1本どりで編む)
とじ針、はさみ、段数マーカー


作り方の流れ
詳しい編み方説明の前に流れを確認してください。

・3本取りなので糸を30gくらいの玉にして3つ揃える(足のサイズ24.5cmくらいの場合でも余ります)
ターキッシュキャストオンのルームソックス糸は80グラム

・ターキッシュキャストオン(トルコ式作り目)という作り目でつま先に作り目をし
 かかとに向かって輪編みで編む。
 ターキッシュキャストオンの編み方は下にリンクがあります。
 なんだか難しそうな名前ですが、大丈夫、つま先から編む靴下の作り目で一番簡単だと思います。
 途中で履き口を作るため甲の中心で引き返し編みにしてかかとまで編む。
・最後は中心の4目を2回の2目一度で2目減らす。
 ここで一旦糸始末分の長さを残して糸を切る。
・かかとを半分に折ってかぎ針で糸1本どりで引き抜きはぎではぐ。
 通常引き抜きはぎは中表にするがこの場合は表側ではぐ。
・かかとの上部に鎖編みと引き抜き編みのループを作る。
・甲の往復編みの始め部分が穴が開くので毛糸1本どりでかぎ針で
 引き抜き編みをして補強する。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


このルームソックスの編み図
先に編み図を見ておいてください。
ダウンロードしてA4で印刷もできます。
(注:私が使用している編み図記号は既存の編み図フォントを使用していません)
この編み図をみながらここからの説明を読んでください。


では編み方を画像で説明します。


編み方のご注意
この説明は棒針編みのフランス式の持ち方です。



つま先の作り目
ターキッシュキャストオンの作り目で1段目16目(8目×2)を編む。
作り目のターキッシュキャストオンの方法は下記にリンクがあります。

今回の糸とサイズの場合は16目(8目×2)から始めますが
他の糸やサイズによっては変えてください。
同じサイズでも細い糸・針の場合は当然ながら増えます。
23~24センチのサイズの場合は1段目を編んでみて4.5~5センチくらいの長さです。

●別糸で編む場合
並太で同じ号数の針で編む場合も今回と同じ数の作り目です。
ソックヤーンのオパールの1本どりの場合は2.5ミリの針で作り目14×2の28目です。
今回私が使用した糸はだいたいオパールと同じくらいの太さですが
3本どりにしているので16目から始めます。


ターキッシュキャストオンの説明
30gくらいの3つの糸玉で3本どりにしてつま先から編んでいく。
つま先の作り目ターキッシュキャストオンの方法はこちらのページをご覧ください。
棒針編みテクニック 一番簡単な手編み靴下のつま先の作り目 ターキッシュキャストオン




増し目:編み図を見てください
ターキッシュキャストオンの作り目の次の2段目は増し目をする。
以後偶数段は増し目、奇数段は増し目無しで編む。
増し目の方法もターキッシュキャストオンの説明ページにあります。

今回の糸とサイズの場合は8目×2の16目から始め18目×2の36目まで増やします。
どこまで増やすかは糸と足のサイズによって変えてください。
一番いいのはときどき履いてみることです。


増し目の後:編み図を見てください
増し目が終わると履き口までずっとメリヤス編みの表編みをする。
今回は1段目から数えて40段まで編む。糸始末の分を残していったん糸を切る。
41段後001



履き口の開きの編み方:編み図を見てください
41段目からは履き口を作るため甲の半分からメリヤス編み(裏編み)を編み一周したら
輪にせず折り返して往復編みをする。
★履き口の最初の段に段数マーカーを付けておくと数えやすいです。

甲の目の左半分をもう片方の針に移す。
41段後002



底の中心からコードを出して
今度はこのような状態でマジックループで編んでいく。
41段後003


上から見たところ
41段後004




42段目は表編みになる。表裏を交互に増減なしで編んでいく。
41段後005




最後の段の1段前(今回は68段目)で底の部分の中心のを2目減らし目する。
編み方は編み図の通り左上2目一度と右上2目一度にする。
編地の表から見て右側が左上2目一度、左側が右上2目一度になる。
41段後006




最後の段(今回は69段目)は増減なしのメリヤス編み。

今回は69段まで編んで糸始末の糸を残して糸を切る。
41段後007



次にかかとのはぎ方、かかとのループ、甲の補強です。

図にしましたので見てください。
ターキッシュキャストオンのルームソックス仕上げ図003

ここからの説明は上の図を見ながら読んでください。

かかとのはぎ方:図を見てください
かかとはかぎ針を使い1本どりで下から「引き抜きはぎ」をする。
引き抜きはぎは通常編地を中表にして行いますが、
今回は裏同士を合わせて表側からはぎます。
はぎしろが外側になるデザインです。
ターキッシュキャストオンのルームソックスかかと003




はぐ前に糸を移して下からはぐ準備をする。
41段後008



引き抜きはぎのやり方はハマナカさんの動画をお借りしました。
★この動画も中表ではいでいますのでご注意ください。




表からはぐのでこんな感じです。
41段後009


はぎ終わったところです
41段後010



上まではいだらその糸を鎖編みし、適当な長さのループを作る。
ループは1段目は鎖編み、2段目は引き抜き編みにする。
41段後011

41段後012

41段後013


ループができたところ
41段後014



履き口部分の補強
履き口の最初の部分は糸が伸びて見た目もよくないので1本どりの糸で
数目を引き抜き編みして補強する。
41段後015

41段後016
わかりやすいように中に色違いの物を入れています。
今回履き口の左右の部分はメリヤス編みの編みっぱなしですので
くるっと編地が丸まります。
デザインとしてお好みでない場合はここもお好きな処理をなさってください。


糸始末
41段目で新しい糸に替えたため穴が開いたように見える。
この部分はうまく糸始末をしてください。
41段後017

41段後018



以上で完成です。
もう片方も同じように編んでください。



ターキッシュキャストオンのルームソックスタイトル001


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かかとのループ、履き口の補強のアレンジ
この部分はご自分の好きなアレンジをしてください。
ループは子供の靴のようなプルタグにしたり、小さなモチーフを付けたり。
履き口はかぎ針でもっとカワイイ模様編みにしたりなど。


履き口のアレンジ
今回履き口は編みっぱなしですがここをゴム編みかぎ針編みで編んだり
そのまま長く筒状に編むとまた素敵です。

ターキッシュキャストオンのルームソックスアレンジしてね005




糸によるアレンジ
今回は冬用でソックヤーン3本取りとしましたが、
1本で編んだり夏糸にしてみたり、模様編みにしたりとアレンジすると
いろんな季節のものができます。



今回は以上です。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。



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ついった画像2020-11-01

こんにちは、m-chanハンドメイドでございます。
アクセスしていただき誠にありがとうございます!!!


今回は最近作ったものを画像と簡単な説明でご紹介します。


作り方はコイルロープの手法と手編み(かぎ針と棒針)です。
どれも割れにくく作業がしやすく色も楽しめる段染めのソックヤーン(靴下用の毛糸)を使っています。




まず最初は
コイルロープで作ったメガネ用トレイ
メガネトレー002
段染めのソックヤーンと黒単色ののアクリル毛糸で作りました。
コイルロープのやり方はこちらの「ミニ猫ちぐらの作り方」を参照してください。
底を楕円にして作ります。


夏はタコ糸とカラフルな毛糸で作った平たいトレイをメガネ入れにしていましたが、
形的にはちょっと小さくして高さを持たせて斜めに入れる方が使いやすい今回の方がお勧めです。


編み物のトレイも素敵ですが、アウトドア用のロープを芯にしてコイルロープで作ると
出来上がりもしっかりしていいですよ。
大きいものを作るときは芯のロープも巻く糸も太目にしてみてください。


ソックヤーンは今回はセリアのミルフィムという糸を使用しました。
セリアミルフィムJAN001

最近は100均にもソックヤーンがあるんですね、かわいくてびっくりしました。
段染めの毛糸を使うのは糸を替えなくても色が変化するので面白いからです。



上の画像右に写っているのはミルフィムで作ったかぎ針編みのがま口です。
がま口単独の画像はこちら
100均ソックヤーンの細編みだけのがま口
ミルフィムがま口001
よくあるやり方ですがかぎ針で細編みを増やし目しながら
円に編んで途中から増やし目を止めて好みの高さになったら
がま口の口金を編み付けています。

タグは革の切れ端があったので半田ゴテで「M」と書いてみました。
もっとちゃんとした革のタグ作りたいですが間に合わせで作ってみました。
段染めソックヤーンは靴下だけでなく小物もいいですね。


次にご紹介するのは
筒状のポテトチップスの空き箱で作ったリモコン入れ

リモコン入れ001

これ底はかぎ針編みの細編みで円を編んで側面は鎖部分を
同じ数で拾って棒針でメリヤス編みにしています。

底をかぎ針編みにすると安定感がありますし最初に好きな大きさにしてから側面に移れました。
この作り方はお勧めします。
念のため、このポテチは中袋に入っていましたので外箱はベタベタしませんでしたよ。
リモコン入れ002

箱より数センチ長く編んで中に折り曲げています。

リモコン入れ003




最後は
リリアンで編んだグラスコード
です。
リリアングラスコード001

グラスコードはけっこう肩が凝ったりジャラジャラしたりして苦手ですが
ここ数年「細かい字を読むときは近視用メガネをはずす」という作業が増えまして(オホホ)、
必用にせまられてアクリル系の毛糸で作ったら
軽くて首回りにコードが触れて痒くなることもなく肩も凝らないので手放せなくなりました。
リリアンはたまたま家にあったのでこの木製を使いましたが100均のもので大丈夫です。


取り付けるパーツはダイソーで買った既成のグラスコードを分解して流用しました。
でもこのパーツはメガネから外れやすいのでそれが難点です。
ネットなどで売っているグラスコードパーツはどうなんでしょうね。
リリヤングラスコードダイソー部品001
こちらがダイソーのグラスコード



本日はこれにて終了です。

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

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