編み物テクニック説明タイトルターキッシュキャストオン001


こんにちは、m-chanハンドメイドでございます。
アクセスしていただき誠にありがとうございます!!!



今回はターキッシュキャストオン(Turkish Cast On)という手法を説明します。
編み図のご紹介で必要な時にこちらにリンクさせることにしました。

ターキッシュキャストオン(Turkish Cast On)はトルコ式作り目という意味です。
主に棒針で靴下をつま先から編むときに使います。
私が思うに一番簡単なつま先の作り目です。
ぜひやってみてください。


編み方のご注意
★この説明は棒針編みでいうフランス式の持ち方です。
★作り目の次に編む段を1段目としています。



今回使用する針
使用棒針はコードが柔軟で長い(60cm以上)輪針を使用してください。
このような輪針で靴下や手袋などを編む場合にマジックループという手法を使います。
以降の画像説明で行っている針とコードを移動させながら編む方法です。
輪や袋状の物を編む場合に目数を二分してその間に余ったコードを引っ張り出しておき、片方ずつ編みます。
マジックループで編む方法はこちら↓の別ページで説明していますのでお読みください。

棒針編みテクニック マジックループでの編み方




それでは編み方を画像で説明します。


1.
まず解ける結び目=引きとけ結び(Slip knot)を作る。
糸で輪を作り輪を左の糸玉側に倒す。
トルコ作り目001



2.
糸玉側の糸を輪(穴)から引っ張りだす。
トルコ作り目002




3.
画像のようにループができる。
トルコ作り目003




4.
1本の針を引きとけ結びのループに通す。
この引きとけ結びは編まずにあとで解きます
トルコ作り目004




5.
もう一本の針を上に重ねて糸玉側の糸を向こう側から手前に巻きつける。
トルコ作り目005




6.
この場合は8回巻いている。
糸や出来上がりのサイズによって巻く回数は違う。
トルコ作り目006





7.
下の針を矢印の方向に引いてコードに巻いた目を持ってくる。
トルコ作り目007




8.
上の針の目でメリヤス編みの表編みを編む。
編むときは糸がゆるまないようにする。
トルコ作り目008




9.
一目編んだところ。このように残りの7目を編む。
トルコ作り目009



10.
8目編み終えたところ。
トルコ作り目010




11.
針の上下をひっくり返して今度は上に来た目を編むために
コードから針へ目を移す。
トルコ作り目011




12.
さっき編んだ目は針を引っ張ってコードに移す。
トルコ作り目012



13.
最初に作った引きとけ結びは編まないのでここで解く。
トルコ作り目013



14.
下の目と同じようにメリヤス編みの表編みを8目編む。
トルコ作り目014



15.
上下8目ずつ合計16目編み終えたところ。
この段階ではわかりにくいが段が増えるにつれてつま先から袋状に編んでいるのがわかる。
以上がターキッシュキャストオンから編む方法です。
トルコ作り目015



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ここから両サイドを増やし目していきます。

16.
作り目を終えたらまた上下をひっくり返し、コードにある目を針に移し、
下の針にある目はコードに移す。
作り目の次に編んだ表編み16目を1段目とするとこれから2段目になる。
2段目から偶数段で増目をする。
トルコ作り目からの増目001



17.
2段目を編む準備をしたところ
トルコ作り目からの増目002



18.
1目めは表編み
トルコ作り目からの増目003



19.
2目めは「ねじり増し目」をして増目する。
1目めと2目めの間の糸を引っ張って右にねじって1目増やす。
トルコ作り目からの増目004



20.
画像の赤い記号が「右ねじり増し目」の記号です。
1目めと2目めの間の糸を引っ張って右にねじってまず右の針にかける。
この段階ではまだ編んでいない。
トルコ作り目からの増目005




21.
次に「右ねじり増し目」を左の針にかける。
トルコ作り目からの増目006




22.
「右ねじり増し目」を表編みしたところ
トルコ作り目からの増目007




23.
そのあとは表編みをし、最後の一目の手前で今度は
間の糸を左にねじって「左ねじり増し目」をする。
画像の赤い記号が「左ねじり増し目」の記号です。
トルコ作り目からの増目008



24.
左ねじり増し目を表編みする。
トルコ作り目からの増目009




25.
もう片方の8目も同じように増目をし、合計20目になった。
トルコ作り目からの増目0010



26.
このように偶数目だけ増し目をし編み進んでいくとつま先の形になりました。
トルコ作り目からの増目0011




前述の通り増目は2段ごとに偶数目で行い、奇数目は増し目なしの表編み。
増し目の数は糸やサイズによりますのでメジャーで測ったり足に履いてみて決めてください。


以上でターキッシュキャストオン(トルコ式作り目)と増し目の説明を終わります。




つま先から編む靴下の作り目について
今回はターキッシュキャストオンという作り目をご紹介しましたが
つま先から編む作り目は他にもあります。
簡単なターキッシュキャストオンがわかると他の作り目も理解しやすいです。

つま先の編み方で靴下だけでなく他にも袋物が作れます。
ご自身のアイデアで作ってみてください。



手編靴下の構造
手編の靴下の代表的な編み方は履き口から編む方法つま先から編む方法です。
今回はつま先の編み方の一つをご紹介しましたが、
このように手編みの靴下には少しテクニックが必用な部位がいくつかあります。
例えば
・履き口
・かかと
・つま先
です。デザインによっては他にもあります。
私も勉強中ですのでいずれまたご紹介したいと思います。


今回は以上です。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます!




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