ベルト付きマスクタイトルとサムネ用002

こんにちは、m-chanハンドメイドでございます。
アクセスしていただき誠にありがとうございます!!!


いよいよ今回は小学生以上の子ども向けの息苦しくないマスクです。
今までm-chanハンドメイドでは大人向けのものをご紹介してきました。
ノーズパッド無しの場合はこちら
改良版夏用マスクの型紙と作り方 もっと息苦しくないよ!


これらの大人のものはノーズパッドで安定感を出し、呼気を下に向かわせてマスク内にこもらせないよう工夫したものです。
また鼻の骨格がしっかりした方はノーズパッド無しでも十分息がしやすので下に隙間があるだけで息苦しさが緩和されています。
それぞれお顔に合ったタイプを選んでいらしゃるようです。


そしてこちらが今回の「あごベルト付きマスク子ども用MS」の型紙と作り方のPDFファイルです。
型紙も作り方もA4で印刷できます。
下の方の作り方は印刷しなくても保存で大丈夫です。

あごベルト付子どもマスク型紙M/S

あごベルト付マスク作り方

サイズは小学生以上の子ども用のMとSで作りました。



ではまずこのマスクの構造と使い方を説明します。
●息苦しくない子ども向け夏用マスクの構造

今回子供向けを考える際に次のことを重要視しました。

・骨格が未発達な子ども向けにノーズパッド使用タイプよりさらに安定させる
・隙間が調節できる

そこでいろいろ試行錯誤した結果「あごベルト」を思いつきました。
このアイデア誕生の話はまたの機会にお伝えしますね。



●なぜ「あごベルト」なのか

今までのm-chanハンドメイドの大人用マスクは下の方が開いているのでどうしてもに重心がかかります。
そのため女性や骨格の小さい方はマスクが安定しないという弱点がありました。
そこでノーズパッドで安定させることを思いつきました。
ノーズパッド付きは子どもでも使用できますがさらに安定感を出すにはと考えて
マスクを「あご」で支えるベルトを付けました。


●ベルトの位置で隙間が変わる
ベルトを付けていろいろ試していたらこのあごベルトを

・あごの上にすると隙間が広くなり、
・あごの下にすると隙間が狭くなる

ということがわかりました。

ベルトマスクこどもブログ画像隙間の違い

状況に合わせて子どもが自分で簡単にベルトの位置を動かせます。
ベルトは耳のゴムひもで引っ張っているので移動してもそれほどきつくなったりゆるくなったりすることはありません。
そのためあごベルトの片方のゴム通し部分は試着して長さを決めてから縫ってください。

以上が子どもの夏用マスクの構造と使い方です。



それではこれから作り方を画像で説明します。

●息苦しくない子ども向け夏用マスクの作り方

必用なもの
・水通しした布:内側外側同じ布の場合は約140mm×550mm
・あごベルト用に12~15mm幅綿(麻やポリエステルでも)綾テープ:17~22cm、手芸店や100均などで売っています。
 バッグの持ち手のような固いものではなく綿または麻やポリエステルの柔らかいテープです。
 (テープは装着時に11~16cmになります)
 あごベルトは他の柔らかいテープや紐でもOK
・手縫いの場合は針・糸・ハサミ
・ミシン使用の場合はミシン・糸・ハサミ
・まち針など
・マスク用ゴム20~30cm×2本
・ゴム通し(ヘアピンでも)

15mmの綾テープは画像の左の白とピンク。右はダイソーのマスクゴムです。
綾テープはカラーのものもあります。
ベルトマスク綾テープマスクゴム001

ダイソーのマスクゴムはゆるめです。マスクゴムは一時期に比べて出回るようになりました。

布の水通し
麻や綿は洗濯後に縮むので裁断する前に水通しをする。
やり方は洗面器に十分な水を入れに布を1時間ほど漬けて折りたたんで軽く絞りシワにならないよう干す。
生乾きでアイロンをかけシワを伸ばす。

作り方
型紙をダウンロードして必用なサイズを切る。
切らずに別の紙などに写したい場合はこちらの方法で。
作った方からいくつも作る場合はクリアファイルに写して切り、
布に写すといいというアドバイスを頂きました。
ベルトマスクこどもブログ画像001




片面の左右の分の布を中表に重ねる。
ベルトマスクこどもブログ画像002



型紙を布に留める。型をチャコペンなどで写したりそのままロータリーカッターで切ったりお好きな方法で。
ベルトマスクこどもブログ画像003




布を切る。
ベルトマスクこどもブログ画像004




もう片方の面も切る。
切った後のパーツは外側左右2枚と内側左右2枚の計4枚。
内と外を違う布にするなどお好きにしてください。
ベルトマスクこどもブログ画像005



マスク本体の外側(肌に触れない方)の左右のパーツを中表にして中心を10mmの縫い代で縫う。
内側(肌に触れる方)の分も同じように縫う。
ベルトマスクこどもブログ画像006




縫い代のカーブしている部分に縫い目の手前まで切り込みを入れる。
ベルトマスクこどもブログ画像007




切り込みを入れた縫い代をアイロンで片側に倒す。
ベルトマスクこどもブログ画像008




縫い代にアイロンをかけた状態です。
ベルトマスクこどもブログ画像009




縫い代の上に縫い目から2~5mmの位置にステッチをかける。
ベルトマスクこどもブログ画像010




左右を繋げた内側と外側の布を中表に重ね、
中心を合わせてまち針や仮止めクリップで留める。
ベルトマスクこどもブログ画像011




内側と外側を合わせたマスクの上と下を10ミリの縫い代で縫う。
ベルトマスクこどもブログ画像012



カーブしている部分の縫い代に縫い目の手前まで切り込みを入れる。ベルトマスクこどもブログ画像013



縫い代をアイロンで片側に倒す。
ベルトマスクこどもブログ画像014




ゴム通し部分を10ミリ折ってアイロンをかける。
ベルトマスクこどもブログ画像015








表にひっくり返してアイロンをかける。
ベルトマスクこどもブログ画像016




ゴム通し部分を20mmマスクの内側(顔に当たる方)に折ってアイロンをかける。
ベルトマスクこどもブログ画像017




20mm折ったところをゴムが通るように端を縫う。
ベルトマスクこどもブログ画像018




次にあごベルトの縫い方です。
綾テープの片方の端を10mm折ってさらに20mm折りアイロンをかける。
私はしていないのですが綾テープの端は縫う前にほつれ止め液をつけたり
ミシンで縫うなどの処理をした方がいいかもしれません。
ベルトマスクこどもブログ画像019



ここもゴムひもを通すのでちゃんと通るような位置を縫う(赤い破線)。
ミシンで縫いにくい場合は手縫いをする。
わかりにくいですが画像は縫い目が顔に当たらないよう隠して手縫いしています。
両方縫ってしまわず、長さを決めるためにまず片方を縫う。
ベルトマスクこどもブログ画像020




ではゴムひもを通します。
まず本体とベルトの片方に画像のように通します。
ベルトマスクこどもブログ画像021



ゴムひもを結びます。
結び方はこちら
ベルトマスクこどもブログ画像022




もう片方はマスク本体にのみゴムひもを通し結ぶ。
ベルトマスクこどもブログ画像023




その状態で試着してベルトの長さを決める。
ベルトの位置があごの上の場合と
ベルトマスクこどもブログ画像024


ベルトの位置があごの下の場合と両方やってみて長さを決める。
ベルトマスクこどもブログ画像025




ベルトの長さをきめたら同じように縫ってゴムひもを通し、
結び目をゴム通し部分に隠してできあがり。
ベルトマスクこどもブログ画像026



正面からだとあごベルトは見えません。
ベルトマスクこどもブログ画像027



以上です。
ご覧いただきありがとうございました。




【マスクの着け方について】
このマスクは息苦しさを緩和するために下の方に隙間が作れるようにしたものです。
生地にもよるのですが着け心地が悪い場合は
少しゴムを引っ張ってゴム通し部分に適当にギャザーを寄せたり
ゴムの長さを調節して息苦しくない程度の隙間を開けてください。

【必ずお読みください】
・このマスクは侵入による感染を防ぐものではありません。
・このマスクは下側に隙間があり、夏のマスク着用時の息苦しさに対応したものです。
 ソーシャルディスタンスをとって咳やくしゃみをする際は下の隙間を手で押さえてふさいでください。
・小学生以上で必用に応じて自身でマスクの着脱ができる方がご使用ください。
・乳幼児へのご使用はおやめください。
・一度使用したマスクは洗剤を使用して洗ってください。




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