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今回は猫ちゃん用の首輪を作ります。


猫の場合は家の中で飼う場合に首輪は特別必用ありませんが、
気を付けていてもいつの間にか外に出てしまい迷子になってしまった場合に備えて
連絡先を書いたタグ付きの首輪をつけている方も多いのではないでしょうか?


市販の首輪もカワイイのがたくさんありますが、
うちでは一度首輪で毛が擦れてその部分だけ毛が抜けてしまったことがあり、
それ以降は手作りの柔らかい布製にしています。
装飾は無く、連絡先をプラ板で作ったタグに書いて縫い留めています。


ということで
今回作る猫用首輪の特徴】です。

・抜け毛になりにくい柔らかい生地、爪がひっかかりにくい生地で作る。
・首輪本体の色は例えば「赤い首輪をした三毛猫を探しています」というように人に伝えて
 すぐ理解して貰いやすいはっきりとした色や柄を使う。
・連絡先タグを付けられるようにする。
・タグ以外の装飾はせずシンプルで猫の生活に邪魔にならないようにする。
・素材はコットンとプラスチックなので手洗いで洗濯できる。

です!



今回作る首輪のサイズをお知らせします。



首輪のサイズ
成猫用で、長さ調節ができます。
最長:28cm
最短:タグを縫い付ける位置で最短長さは変わります。
スリムな猫ちゃんは最初から短く作ってください。



それでは首輪本体の材料の説明です。


毛が抜けにくい猫に優しい首輪本体の材料

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ダイソー 「猫の首輪」
これはプラ金具(セーフティバックル)のみ使用します。
その他市販の猫首輪用セーフティバックルでも可能です。
いくつか市販の首輪を使いましたがダイソーのものがすぐ手に入り
(ダイソーがお近くにあればですが)、
引っ張ったとき外れやすい(これ肝心です)のでいつもこれを使っています。
ただし分解してプラ金具のみ使用しますので安全性の面でご心配の方はご使用をお控えください。
猫首輪002

ネットなら金具のみの販売もあります 
私が以前楽天で購入したのはこちらです。

カラータイプ ネコ首輪外れる安全バックル

このお店はバックルの他の金具もあります。


ここでセーフティバックルについての個人的な見解です
猫の場合首輪のバックルは何かに引っかかったときすぐに外れるような仕組みになっています。
市販のものもほとんどがそういう作りです。
私の場合はプラ板に電話番号を書いたタグを首輪に縫い付けています。
首輪が取れてしまったら元も子もないのかもしれませんが、
引っかかった首輪が取れないことの方が怖いのでそうしています。



コットン布
4cm×37cmにカットする。
長さが足りない場合は縫い繋いでもOK。今回説明画像では2種類を繋ぎました。
綿シーチング、綿ブロード、薄めのTシャツ生地など。
カットクロスやはぎれを縫い繋いでも可能です。
首輪による抜け毛防止のための首輪ですので
触ってみてゴワゴワしない肌当たりの柔らかい生地を使用してください。
レース生地など爪に引っかかりやすいものは避ける。
けっこう汚れますので(うちだけかもしれないですが)洗濯できるものにしてください。
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片面接着キルト芯(厚さ3~4mm)
サイズは8mm×35cmにカットする。
ダイソーや手芸店にあります。手芸店では切り売りが多いです。
目的は少しふわっとさせたいということなので無ければフェルト布などでも可能です。
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スチームアイロン
接着芯を貼る際に使います。


家庭用 細口 手縫い糸
無ければミシン糸でも刺繍糸でもその他縫いやすければOK。
画像の赤い糸は細目のボタン付け糸です。赤い細口糸が無かったのでこれで縫いました。


手縫い針 


糸切りばさみ


布裁断バサミ


ものさし、メジャー

チャコペンなど
 布や接着芯を裁断するために印を付ける場合に使います。
 鉛筆などでもOK。

以上主に必用なものを書き出してみましたが、抜けていたらごめんなさい。





それでは首輪本体から作っていきます。


毛が抜けにくい猫に優しい首輪の作り方


1.
布とキルト芯をカットする。
猫首輪007-1

2.
アイロンで布にキルト芯を貼る
アイロンは中温で最初接着芯の上からかけ、その後生地側からかける。
画像は貼る位置を間違っていますので数字の通りに布端から10mmのところに貼ってください。
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3.
縫い代にアイロンをかけて折る。
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4.
針に糸を通し、玉結びをして縫い始める。
縫いはじめは玉結びを隠すために裏から表に針を通す。
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5.
縫い方は「コの字とじ」
片側を3mmすくって縫い、次に反対側も3mmすくって縫い糸を引き締める。
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6.
画像のように上の布と下の布を繋ぐ部分は垂直に針を通すと
糸を引き締めた時に糸が見えにくい。
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7.
このようになっている。
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8.
端まで縫ったら玉止めをする。
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9.
針を隙間に通し入れ離れたところから出す。
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10.
糸を引っ張って玉止めを中に隠し、糸を切って切った先も布に入れる。
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11.
端は金具を付けるときに縫うのでここでは縫っていない。
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12.
ダイソー「猫の首輪」の金具を取るために分解する。
ここで重要なのは
分解する前に金具を付ける位置を見るため画像を撮っておくこと」です。
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この商品の場合プラ金具は4個ある。
ダイソーのものでも上の商品画像のバンダナ付きの場合は2番が無くて3個しかない。
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金具を付けていきます。


13.
金具の1番と2番を画像のように付ける。
1の金具の向きに注意と書きましたがこの金具の場合は
どちらでも装着できるようですので同じものを使用する場合は無視してください。
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14.
このようになる。
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15.
次に3の金具を付ける。
ベルトの厚み・幅によってはけっこうきつくなる。
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16.
この部分を縫い付けます。
先ほどベルトの両端は縫わなかったのでここでしっかり縫う。
ただしこの部分は皮膚(毛)に当たらないので縫い目が外に出て見えても大丈夫。
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17.
ベルトの反対側も通す。
ますますきつくなるのでマイナスドライバーなどで押し込む。
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18.
頑張って押し込む。
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19.
通した状態。
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20.
4の金具を付ける。向きに注意する。
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21.
ベルトを縫い付ける。
この部分は皮膚(毛)に当たるのでなるべくコの字の要領で縫う。
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22.
首輪本体の出来上がり。右のクリップは撮影の都合上です。
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次にプラ板で迷子タグを作ります。

今回は縫い付ける小さくてシンプルなタグです。
ぶら下げるタイプはカワイイですが、猫にとって邪魔なような気がするのと
爪などに引っかかりやすい気がするので私はこの縫い付けるタイプにしています。




まず材料の説明です。


プラ板迷子タグの材料

プラバン(白など、透明以外ならOK)
 100均のもので大丈夫です。透明だと縫い付ける本体の生地で文字が読みにくくなります。
 必用なのは1個につき18mm×55mmです。
 こののサイズを加熱すると7mm×22mmになります。

穴あけパンチ
 プラバンのタグを糸でベルトに縫い付けるための穴を開けます。
 100均のもので大丈夫です。画像は一穴タイプですが二穴でもOKです。
 底のカバーがはずせて、後で説明する穴あけ位置の確認ができるものが良いです。
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油性ペン
 
・定規

鉛筆
 
はさみ

オーブントースター
プラ板を加熱するために使います。




プラ板迷子タグの作り方

1.
プラ板を18mm×55mmにカットし、左右の穴開け位置の印をつける。
猫首輪タグ002

★↑の画像の文章で40%の大きさと書いていますが縦横の長さが40%くらいになるの間違いです。



2.
印をパンチの穴の位置に合わせ開ける。底のカバーを外すと位置が見えます。
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3.
油性ペンで連絡先を書く。
個人情報ですので考えてから書いてください。
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4.
オーブントースターを使ってプラ板の袋に書いている加熱時間で加熱する。
過熱後の成形方法も袋に書いています。
縦横の長さは元の40%くらいになります。今回はもっと小さくなりました。
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5.
ベルトに縫い付けて出来上がり。
縫い付ける位置ですが、金具は重さで前の方にきやすいので
私は金具の反対側(首の後ろになりやすい)にしています。
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6.
出来上がったら画像に撮っておいてください。
万が一迷子になったときに「この首輪をしています」と見せられます。
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本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。


作られた方、よかったら見せてくださいますととても嬉しいです。



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猫の首輪を作成・使用されるにあたってのご注意
今回は市販の首輪を分解して金具のみを使用しました。
ここ数年はこの材料と作り方で作り、何かに引っかかったのか1度外れていたこともありますが、
猫自体にケガなど負わせてはおりません。
また目的通り、この首輪にしてから首輪の下の抜け毛はなくなりました。
しかしこの材料と作り方で作成した首輪の安全性はどこも保証しておりません。
飼い主さんの判断で安全性に問題があると思われた場合は作成・使用をお止めください。
もちろん猫ちゃんが嫌がった場合ははずしてください。
ご理解頂きますようお願いいたします。